
2010年7月17日〜18日、根室市根室グランドホテル他で全国地域婦人団体連絡協議会(地婦連)と日本青年団協議会(日青協)共催による第41回北方領土復帰促進婦人・青年交流集会が行われました。道青協から澤田会長、吉田常任、鈴木常任、渡辺常任、加盟団からも含めて14名が参加しました。全国各地、遠くは沖縄県からも参加があり、それぞれの地元での活動についての総括も行なわれました。
前日夜には、青年の参加者が集い元島民2世の方が経営するお店で、お話を聞きつつ交流を深めました。自分たちからみても近い世代の人たちが領土返還運動に対してとても強い気持ちを持って取り組んでいることを知り、明日からの集会に向けての思いを強くしました。
1日目は午前中に納沙布岬・北方館の見学を行ないました。あいにくの悪天候で、残念ながら北方領土を見ることは出来ませんでしたが、北方館において、職員の方の説明を受けつつ、北方領土についてその奪われた経緯や現在の嶋の様子などを教えていただきました。
その後、根室グランドホテルに移動して昼食のあと、開会式を行ない主催者を代表し地婦連の中田和子副会長と来賓であります長谷川俊輔根室市長から挨拶がありました。
引き続き活動報告が行われ、地婦連の三苫副会長からは北方領土問題を子供たちにも分かりやすく伝えるために紙芝居を作り読み聞かせをしている活動など、日青協の久保田副会長・成田常任からは北方領土を訪問した時の写真を交えた現地の様子などの報告、最後に北方四島交流訪問事業に参加して7月上旬に北方領土を訪問したばかりの早稲田大学鵬志会新谷弘治さんからもこれまで3回行った中での思いなど、それぞれ活動状況の報告がありました。
休憩を挟み、基調講演「北方領土問題の現状と将来」と題し、時事通信社仙台支社長(解説委員)名越健郎さまよりソ連からロシアへと変わる中での北方領土問題の動き、これからの見通しやどのような活動を行なっていくのかなど、広い視点からの解説があり、とても興味深い話を聞くことが出来ました。
続いてグループ討議では、各グループに元島民や島民2世の方が入り、ソ連軍が攻めてきた時の様子や、その後本土に引き上げてくるまでの生活、またビザなし交流などで故郷を訪れた時の思いやロシア側の受入をした時の気持ちなど、詳しい話を聞くことが出来ました。
18時より行われた夕食交流会では、地元の「ほほえみコーラス」による北方四島の歌をはじめ、佐賀県地婦連による北方領土啓発活動の舞踊など、様々な発表を見ながら食事を囲んで話を弾ませていました。
2日目は現地視察プログラムとして、北海道北方四島交流センター「ニ・ホ・ロ」を視察しました。まずはじめに四島との交流の様子などのビデオ映像をみたあと、四島や領土問題の様々な資料が展示されている館内を見学し、さらに知識を増やすことが出来ました。
2日間の日程を終えて、現地に行ったからこそさらに感じられた北方領土問題をすみやかに解決しなければならないという思いを強くするとともに、この活動を私達若い世代が引き継ぎ、これからも立ち止まることなく活動を続けていくことが、とても重要だと学びました。
私達は今日、北方領土返還運動の原点であるここ根室において、「第41回北方領土復帰促進婦人・青年交流集会」を開催し、我が国固有の領土である択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島、いわゆる北方四島の早期返還に向けてお互いに意見を交わしました。私達は、これまでの返還運動の経験に基づき、世代を超え北方領土問題の重要性を再認識するとともに、元島民の体験談を聞く機会を得て、改めて「故郷に帰りたい」思いを心に深く受け止めました。
北方領土が不法占拠されて、すでに65年の年月が経ちました。元島民の平均年齢は70歳を超え、故郷に帰ることのないままなくなっています。一方、返還への道筋は今なお見えず、具体的な展望もないまま今日に至っています。これ以上、問題解決を長引かせることは断じて許せません。
北方四島の早期返還は、私達日本国民の悲願です。北方領土問題に国民が目を向けるための努力と、国民世論を高めていくことが、いま強く求められています。
いまこそ私達は、四島一括返還の実現に向けて、日本国民の熱意と決意を内外に示し、世論を盛り上げ、外交交渉を支える大きな力となるよう、運動を継続し、次のことに取り組んで参ります。
2010(平成22)年7月18日 第41回北方領土復帰促進婦人・青年交流集会