駐車場入り口ヴァンジ彫刻庭園美術館
クレマチスホワイトガーデン
=静岡県駿東郡長泉町スルガ平

入園料:大人1,000円/高・大生500円/小中学生無料
ビュフェ美術館、井上靖文学館と3館共通2,000円券あり

休館日:毎週水曜日
(祝日の場合は、翌日)

JR東海道線『三島駅』北口より無料シャトルバスあり



ジュリアーノヴァンジ

(1931〜)

今、イタリアで、
最も注目される
具象彫刻家で
ミケランジェロの再来
評されている
今を生きる人類の深奥まで洞察し様々な素材を使って表現する作品は、見る人の心をとらえます


=竹林の中の男=

(1994年ブロンズ、ニッケル合金)

1995年に発表された作品
5bもあるブロンズの竹林を
ひとりの男が抜け出てくる場面

来日したヴァンジ氏談
「伊豆半島を見渡す絶景に男が驚嘆した
ように、観客にも竹林を抜けて、彼と同じ体
験をしてもらいたい」

ももさん談
この芝生の中に入ってもいいのだろうか・・・
怒られそうな気がして、
遠巻きに眺めてしまった
確かに、お天気のいい日ならば駿河湾
まで見渡せる景色のいい丘にあります

=壁をよじ登る男=


(1970年ブロンズ、アルミニウム)
<パンフレットより抜粋>
ヴァンジが表現した
壁は、私たちが生きていく上で乗り越えなくてはならない障害を意味します
しかし壁を登りきった男の顔は、達成感というより蒼白無心の表情です
希望を持って困難を乗り越えようとしたが、
現実は理想と程遠かった・・・
という心情が大きく見開いた目で現されています

それでも男は現実を受け入れ、壁の向こうへ降り立つのでしょうか?
それとも落胆し、元の場所へ戻ってしまうのでしょうか?

ももさん談
これが見たくてここまで行ったのですが
自分ならどうするだろうか?と考えさせられる作品でした
真正面からの顔が問題提起する反面
後ろから見た部分(足とお尻)がなんともユーモラスで
ほっとひと息つけました

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