仄 暗 い プ ラ ケ の 底 か ら。

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アントラー居食い一年一化一年一越エゾミヤマ嫌気発酵

好気発酵

捨てビン


ノコギリクワガタ

100円ショップ

マットマダニミヤマクワガタ





【アントラー】02.12.27

    • 特撮番組、初代『ウルトラマン』第7話(S41年初放映)「バラージの青い石」に出てくる昆虫型の怪獣。その体形から子供心にカブトムシを連想していたが、ツノはどう見てもクワガタだ。しかも基本型(爆)。なぜにアント(蟻)なんて名前がついているんだろう?などとぐるぐる考えていた。クワ道に入って、きっとアンテ(アンタウエスオオクワガタ)からとったに違いない!と思ったが、実は英語のアントライオン(←アリジゴク=ウスバカゲロウの幼虫)が元ネタだということだ。(鹿の角=アントラーではないのね。。)
      ※なぜこんな話になったかというと、このサイトのバナーになっているイラストは、『ウルトラマン』のオープニングの怪獣のイラストをイメージしているからなのでした^^。

【居食い】03.12.06
    •  幼虫が飼育ケースの中を移動せず、一箇所にとどまって、自分の周囲の菌床やマットを食べている状態。菌床飼育の場合によくみられる。KwAは最初は、とどまっている=あまり食べていないのかと思っていたのですが、1)周囲の環境が自分に合っているので移動しないで落ち着いて食べている。2)移動しないので無駄なエネルギーを消費しない。3)食い戻し(排泄物をまたエサに混ぜて体内に取り込む)することで、バクテリアによるエサの分解を進め、消化吸収が促進される。これらによって、居食いの幼虫はより大きく育つという、理想的な状態であるわけです。要するに食っちゃ寝状態^^。

【一年一化】02.12.19
    •  幼虫で越年して翌年に羽化し、その年内に活動を始めること。幼虫で越年する年数が2年の場合は二年一化、3年の場合は三年一化という。ミヤマクワガタは同じ親から生まれ、同時に同条件で飼育しても一年一化と二年一化(さらに三年一化にも)に分かれる場合があるらしい。何に起因しているのか?(種の保存のためという説もある)

【一年一越】02.12.19
    •  幼虫で越年して羽化した個体が、そのまま活動せずに2年目を越冬し、足かけ3年目に活動を始めること。(「一化」も含め、KwAの頭はこれらの言葉を聞くとぐるぐるしてしまう。)幼虫のまま越年する年数が2年や3年に増えると、二年一越、三年一越という。うー、ぐるぐる〜。

【エゾミヤマ】02.12.27
     
※この項目は一部KwAの知識の範囲内を越えています。誤りがあればツッコミメールを!
    • 以前、「KwAさんから頂いた幼虫は、エゾミヤマという種類ですか?」とのお問い合わせを受けたことがあります。
      「エゾミヤマ」という言葉が、「ミクラミヤマ」や「アマミミヤマ」と同列で使われている(もしくは、同列のように誤解をうける扱いをされている)場合があるみたいですが、
      「エゾミヤマ」は、和名「ミヤマクワガタ」の♂の大アゴの型変異の名称です。「ミクラミヤマ」や「アマミミヤマ」は、「ミヤマクワガタ」とは“種”が違うミヤマです。
    • 「ミヤマクワガタ」の♂は、その大アゴの特徴から、三つの型に分けられています。大アゴの内側の歯のいちばん大きいの(←第一内歯)と、大アゴの先端の二股の強弱で分類されます。第一内歯がほとんど発達せず、二股が大きいのがエゾ型。逆に二股が小さく、第一内歯が大きく発達しているのがフジ型(サト型)。二股と第一内歯が同じくらいのバランスで(両方ともやや小さめに)存在しているのが基本型(ヤマ型)です。
    • ヤマ型・サト型はその生息場所をあらわす呼び名らしいです。ただしエゾ型はエゾ(←蝦夷=北海道の旧名称)だけではなく、東北地方などの比較的涼しい気候の地域でもみられるとのこと。
    • ミヤマの大アゴ変異は、遺伝的(先天的)なものではなく、気候や温度・湿度などの環境差による後天的な要因で起きるらしいです。ですからエゾ型のミヤマから違う型のミヤマが生まれることもあるらしいです。(“らしい”ばかりですみませんが(^_^;)、明確な事はまだ解明されてないらしいです(←また。。;;)
    • クワ友のまるち●さんが今、温湿度差による型変異の実験を行おうとしています。興味のある方はまるち●さんのHPへ!(←リンク集にあります)

【嫌気発酵】02.12.06
    • 【好気発酵と嫌気発酵】

【好気発酵と嫌気発酵】02.12.06
    • マットなどの発酵は、微生物の活動によって起こるのですが、微生物には生活に酸素を必要とする好気性菌と、酸素を必要としない嫌気性菌がいます。好気性菌による発酵を好気発酵といい、添加発酵マットを作る際などにアンモニア臭がすることがありますが、これが好気性菌が活動している状態です。
    • 密閉容器などで酸素が希薄な状態において嫌気発酵は起こります。菌糸ビンで、二酸化炭素が溜まった(二酸化炭素は酸素より比重が重いので、菌糸の呼吸によってビン下部に二酸化炭素が溜まる場合がある)時にも嫌気発酵が起こります。
    • 嫌気発酵によって水分(液肥)が発生すると、カビの発生や、腐敗が起こります。好気発酵はアンモニア臭がしますが、嫌気発酵はそれとは違う異臭がします。
    • 添加発酵マットを作る際、まず予備発酵として嫌気発酵を行い、その後空気を取り込んで好気発酵させる方法があります。また、意識せずに酸素が少ない状態で嫌気発酵してしまったマットでも、攪拌などにより好気発酵させてやることでちゃんとした添加発酵マットを作ることができます。ただし、嫌気発酵があまり進行すると腐敗してしまうので注意が必要です。
    • とは云いながら。。。添加発酵マットは自作したことがないKwAでした^^;

【捨てビン】03.11.12
    • 幼虫を菌糸ビンで育てている場合、ある程度菌糸を食べつくしたり、または時期を見てビンを交換するのが普通らしいです。2本目、3本目とビンを変えていきます。幼虫のサイズによって800〜1500とビンサイズも変えていくのです。KwAはまだ後手後手にまわってしまい、1本目のビンで羽化してしまうこともあるのですが(^_^;)。そんなとき、「こいつはそろそろ(前)蛹化しそうだけど、ビンも限界かなあ。でも今交換しても大して食べないうちに蛹化したらもったいないなあ。ブロック代も馬鹿にならないし。ん〜でもこのままにしておくわけにもいかないなあ。。。しかたない、なーんか無駄になっちゃうかも知れないけど交換しよっか(TT。」といって換えたビンを“捨てビン”というそうな。
    • 「うーんビンが足りない。。どっかに落ちてないかなあ」といってゴミ回収の日に電柱のそばをうろついて「あ、こんなところにビンが!ラッキ〜^^」←(違)

【ノコギリクワガタ】02.12.30
    • KwAが子供の頃、(仲間内で)貴重とされていたクワガタ。近所では主にミヤマ、スジ、コクワが採集できたのだが、遠くまで足をのばさないと、この赤黒い水牛ツノのような大アゴを持つクワガタは手に入らないと云われていました。(そして実際に、KwAが家の近所でノコにお目にかかることはありませんでした。)「大きなクワガタ」といえば、基本的にはミヤマのことでした。KwAは西区の外に住んだことがありません。
    • 最近ではホー●ックでも売っているノコですが、KwAが唯一飼ったことのあるのは、小学生の頃、父親が南区の某ゴルフ場で拾ってきてくれた♂一頭です。。。。そして2002年12月、クワ友からいただいた道産ノコ・タカサゴノコの幼虫が併せて11頭飼育することになりました。クワ道に入ってからの、初めてのノコギリクワガタです。

【100円ショップ】02.12.30
    • 多くのクワ仲間が重宝しているクワガタ飼育グッズ界のアメ横のような店^^。プラケースのように純正(?)のペットグッズだけではなく、ノギスや格安工具(←割り出し等に使う)、台所用品や園芸用品を飼育ケースに流用している人も多いと思います。KwAが使っているものは、KwAのクワガタGOODSのページにアップしていきます。

【マット】02.12.21
    • 昆虫用マットのこと。広義では成虫用の敷きマット・幼虫用のエサマットにつかうあらゆる素材のことをいいます。園芸用の黒土をつかえばそれは黒土マット、てな具合。ホームセンターでも売っている市販の昆虫マットには、幼虫のエサにならないマット(カブト成虫用とか)やスズムシ用マットもあります。クワ飼育用はクヌギマット(コナラが混入されている場合もある)が基本。まれに針葉樹マットで飼育する種もありますが、多くはクヌギ・コナラの広葉樹マットを使用。
    • KwAはもっぱら黒土マットをミヤマ産卵用に使っています。黒土は保水性がよいので、産卵セット以外でも、黒土の上にクヌギマットを敷いた2層構造のマットで成虫を飼育したりしています。黒土はとても安いので便利。
    • 黒土については、ミヤマのように地中で産卵する種はこれをマット(地面)として認識しているから産卵成功率が高いのでは?とおもっています。ということは、朽木を粉砕したマットは成虫にとってはやわらい材として認識されているのかもしれない。朽木産みではない種が黒土マットで産卵に成功する率が高いのは、朽木マットを食べる幼虫より、産卵環境をえらぶ成虫の方が気むずかしいと考えられる。もちろん黒土のみでは幼虫は育たないので、朽木粉砕マットを混入するわけですが、KwAは成功した経験がないのですが埋め込み産卵木を使用している方もおり、実際にメスがかじったりもしているそうなので、黒土 + やわらいかい材でも良いのかも知れない。
    • クヌギマットもピンキリであり、ホームセンターで売っている無添加自然発酵のいちばん安いものから、ショップで売っている発酵済み添加マットや、二次発酵マットなどいろいろある。同じ二次発酵マットでも発酵の進み具合も様々。また、逆に未発酵マットというのもある。KwAは「くぬぎ純太くん」「くぬぎ大王」などの一番安いクヌギマットで初年の孵化〜羽化をこなしたが、現在はクルビ幼虫用マット(軽く二次発酵したクヌギマット)をミヤマ幼虫とマット飼育のオオクワ幼虫に使っています。

【マダニ】03.08.20
    • アトピー性皮膚炎とかの原因となる目に見えないどこにでもいる「ダニ=イエダニ」とは別種。野山に一年中いて、視認できる(1ミリ程度)大きさで、蜘蛛の子のように見える。これがマダニです(ヒトに吸血するマダニとして日本でポピュラーなのはシュルツェマダニ、ヤマトマダニなど)
    • ペットの犬などが公園や草地でマダニに吸血されることがあり、昨今のペットブームからネット上でもあちこちで注意が呼びかけられていますが、採集でヤブこぎなどをする我々にとっても遭遇の危険は大きい。予備知識と対処法は必須です。
    • 5月〜7月に活発に活動し、通常は海抜1000m以上の地に棲息するが、北海道や長野県などの比較的寒冷地では平地にもいるそうです。北海道では春〜夏場にはマダニに咬まれて病院に行く人が結構いるらしい。
    • KwAは今年、1回咬まれ、もう1回もあやうく咬まれるところでした。吸血の際、マダニは人の皮膚に穴をあけて潜り込み、カラダの半分から2/3程度を皮下に埋没させます。(後足2本だけが見えている状態が多いみたい)
    • 1週間程度その体勢で吸血し続け、最後には1センチくらいの大きさにまでなります。
    • 「ライム病」という恐ろしい病気を媒介します。咬まれたのに気づいたら、自分でマダニを抜いたりせず、すぐにそのまま皮膚科に行くことをオススメします。(KwAは自分で抜いちゃいましたが(^_^;))。緊急対処法や予防法も含め、KwAのマダニ体験記はコンテンツで紹介する予定。

【ミヤマクワガタ】02.12.19
    • その名は生息地「深山」に由来するということを、去年初めて知った、子供の頃は、頭部がヨロイのように山のように盛り上がっている(←耳状突起というそうです。)から「三つの山」でミヤマかと思っていた。(←でもそれならフタ山じゃないか?)。
      去年名前の由来が気になったとき、唐突に「
      ミャンマーがなまってミヤマになったのでは?(きっとそうだ!そうに違いない!ああなんて自分は頭がいいんだ!)」と思った。結局、ネットで調べたら「深山」だった。。。(ちなみに、ミャンマーにもミヤマクワガタは棲息している。)

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